日本は子宮頸がん検診の受診率が、先進国最低の国なのです

これまで、子宮頸がんを予防するにはワクチンだとお話してきました。
今回は、もうひとつの対策について説明していきたいと思います。
ワクチンは60-70%は予防してくれますが、100%ではありません。

その足りない部分を補ってくれるのが子宮がん検診です。
残念ながら、日本の子宮がん検診の受診率は先進国のなかで最下位です。
海外では検診率が80%にも達する国がある一方で
日本ではたったの20%の人しか受けていないのです。

もったいないですね。

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2年に1回は自治体から補助がでるのですから、これを利用しないのは
本当にもったいないと思います。
自宅にチケットが届いているはずですから、捨てずにきちんと利用しましょう。

とくに、日本の若い女性の子宮頚がんが急増しており、死亡率も高いのは、
検診を受ける若い女性が少ないからです。
検診を受けないから早期発見もできなくて、手遅れになって死んでしまうのは
残念なことだと思います。

検診は、一度でも受けたことのある人は
「内診するから恥ずかしいし、嫌な検査」だと
感じていらっしゃる方も多いでしょう。

私も、そのとおりだと思います。

実は、私も子宮がん検診を一人の患者として受けているのですが、
やはり恥かしいと感じます。
普段は、仕事として、多くの患者さんの子宮がん検診をしている私ですが、
するのとされるのでは立場が全然違います。

産婦人科医の私ですら、恥ずかしいし、嫌な検査だと思うのですから、皆さんはもっと
そうかもしれません。



それでも、あえて、皆さんに言います。

やはり、子宮がん検診は受けたほうがいいですよ。
検診は、子宮頸がんの早期発見にとても有効ですから。

私は、毎年、子宮がん検診を自分の誕生日の月に受けるようにしています。
その方が忘れませんし、ついつい引き伸ばしになりがちになりますので、
「この日に行くぞ!」と決めて、スケジュールを組んでしまい、半ば強制的に行くことにしています。

私は、そんな感じで受けています。


子宮がん検診を受けることで、ガンの早期発見につながり
結果として、命までは失わずに済みます。
さらに運が良ければ、ガンになる前の段階の病気で発見することができます。

「ガンになる前の病気ってあるんですか?」

はい、実はあるんです。
これは一般の人にはほとんど知られていない病気です。

続きは次回のブログでお話ししましょう。
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by ikomatomomiclinic | 2010-11-07 16:22 | 子宮頸がんの話
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