前回ブログでは生まれて初めてカンジダ症になった時のことをお話しました。
今日は、2回目にカンジダ症になったときのお話をします。 当時の私は産婦人科3年目医師として働いていました。 このときは、私の医師人生の中でも充実した日々であり 患者さんの診察や手術など忙しくバリバリとこなしていました。 医師として最も伸び盛りで、仕事が楽しくて仕方がない時だったと思います。 お産や緊急手術などで、夜中も働く日々が続いており 多忙を極める毎日でしたから、当然、体は疲れていました。 しかしそれに気付かないほど、ハイテンションになっていました。 仕事バリバリ、忙しいのが楽しいと感じる時って 身体にとっては危険信号な時期なんですよね。 たまたま、彼とデートしている時に 「そういえば、最近なんだか下半身がムズムズ痒いかも」 なんて思っていました。 しかし、症状が軽かったため、とくに気にしていませんでした。 デートを久しぶりに楽しんで、リフレッシュしたと思いきや、翌日ぐらいから だんだん下半身の痒みが増してきて、2日後にはおりものが増えてきたのです。 そこで、ようやく私は自分がカンジダ症になっていたに気がついたのです。 すぐさま、同僚の先生にカンジダの薬を処方してもらい、事なきを得たのですが、 ホッとしたとたんに、彼のことが気になり、まさかと思って連絡したところ、 デートしたあとから、下半身が痒くて、困っているとのことでした。 「しまった!」と思いました。 私が彼にカンジダを移してしまったのでした。 男性は、下半身がでっぱっているため、つねに局部は乾燥しています。 女性の膣ようにジメジメしていないので、カンジダが自然発生することはめったにあ りません。 男性の場合は、女性から性行為を通じて感染する場合がほとんどなのです。 ですから、カンジダに関しては、女性から男性へ移る場合がほとんどです。 あのとき、もっと早くカンジダだと気が付いていれば、こんなことにならなかったのにと 後悔しても後の祭りです。 すぐさま、事情を説明し、彼には泌尿器科を受診してもらいました。 当時の彼氏へ 本当にごめんさない。
by ikomatomomiclinic
| 2011-01-07 17:30
| 性行為感染症の話
|
クリニックHPアドレス
http://www.ikomatomomi-clinic.jp/
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