子宮体がんとは

子宮がんって2種類あるとご存知ですか?
しかもその違いわかりますか?
実は、一般の人には意外に知られていなかったりします。

妊娠中に赤ちゃんが育つ空間が子宮体部と呼ばれる場所のことです。
一方、出産のときに赤ちゃんが子宮から出てくる出口となる部分は子宮頸部に相当します。

ガンが、子宮の中そのものにできれば子宮体がんと呼び
子宮の出口にできれば子宮頸がんと呼びます。

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同じ子宮がんとは言っても、両者は原因も治療法もまったく異なります。
したがって、この二つは全く別の病気と理解してください。

そもそも、子宮頸がんの原因はエッチで移るヒトパピローマウイルス(HPV)です。
(詳細は子宮頸がんの話 参照)

それに対し、子宮体がんの原因は女性ホルモンの一種であるエストロゲンなのです。

原因が違うのですから、発症する年齢にも違いがあります。
子宮頸がんは20~30代の若い女性に増加していますが
子宮体がんは50歳以上の中年女性に多く発症します。


女性を女性らしくするためのエストロゲンですが、良いことにだけ働いてくれるのではなく
場合によっては、ガンのような病気を引き起こし、不都合にも働くのです。
女性ホルモンが女性に悪さするというのも皮肉な話です。

では、子宮体がんはどのような人に多いのでしょうか?
女性ホルモンのエストロゲンが原因ですから、エストロゲンが多い人がなりやすい
ということは容易に想像がつきますよね。


実は肥満女性に多いのです。
肥満の元である脂肪細胞からはエストロゲンが作られているのです。
太った人は肌に艶がありピチピチしていますが、それは単に膨れているからではなく
脂肪細胞からでるエストロゲンのおかげでもあります。

また、閉経後の女性や月経不順の女性、出産歴のない女性も子宮体がんになりやすいと言われています。

したがって、独身で、小肥りで、もともと月経不順ぎみの女性は要注意かもしれません。


次回は、子宮体がんの検査法について説明いたしましょう。
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by ikomatomomiclinic | 2011-01-21 17:30 | 子宮体がんの話
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