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更年期の症状 その1 生理の異常

更年期に起こる症状は様々です

①生理の異常
・ 生理周期が短くなる。月に2回生理が来ることも。
・ 逆に、生理周期が長くなる。2-3か月に1回しか生理がこなくなったとか。
・ 生理以外の出血(不正出血)
・ 生理が止まらなくなって8日以上続く。
・ 生理の大量出血

などです。

生理の始まりと終わりも歯切れが悪くなり、少量の出血が続いた後
生理らしき量のしっかりした生理が来るとか
生理が終わりそうで終わらないダラダラとした少量の出血が
続くといった症状がみられるのも更年期の症状です。


ちなみに私は、生理の大量出血でショックになり緊急入院した患者様を診たことがあります。
たかが生理とはいえ、場合によってはこんな重症になることもあるので、要注意です。


また、重要なこととして更年期の不正出血と紛らわしいのが、子宮がんによる出血です。
とくに更年期の女性は、子宮がんの中でも、子宮体がんに注意しなければなりません。
子宮体がんの検査は通常、検診で受けることがないため、やはり病院を受診する必要があります。

私は、更年期の患者様が不正出血を理由に病院を受診されたときに、
必ず子宮体がんの検査をします。

更年期の出血なのか子宮体がんの出血なのか見分ける必要があるからです。
なんでも更年期だと決めつけてしまうと、思わぬ大病が隠れていることもあるので
やはり検査は必要です。

次回は更年期の自律神経失調による症状について説明致します。
by ikomatomomiclinic | 2011-06-04 22:19 | 更年期の話
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