更年期の症状 その3 精神神経症状

更年期になりますと精神的な変化も訪れます。

①集中力が低下したり、記憶力が低下する。
②情緒不安定になり、イライラしたり、怒りっぽくなったり、涙もろくなる。
不安感、焦燥感、抑うつ気分になる。
③不眠

などが、更年期の精神神経症状です。

ただし、精神的な症状は複雑な要素がからむため、すべてが更年期のせいだというわけでもありません。
更年期障害の治療にはいくつかの方法があるのですが、一般的な更年期障害の治療をおこなっても、精神症状にはまったく効果がない場合もあります。

そのような場合には、更年期ではなくうつ病などの精神病である可能性が高いので、心療内科や精神科の先生の治療が必要になります。

また、ご主人との関係が上手くいっていないケースや、お子さんなど家族との関係が上手くいっていないケースなど、患者さん本人が、これまでの自分の人生って何だったのだろうと悩みがあり、自分の人生に何らかの問題を抱えている場合にも、当然精神症状がでてきます。


このような場合は、本人の人生に問題点があるわけですから、精神的に悩むのはある意味当然で、更年期のせいでも精神病のせいでもないわけです。
医療的な治療を受けても、そもそもの原因である人生の問題を解決しない限り、症状は治りません。

私自身も、多くの更年期の患者様を診療していますが、純粋な更年期障害の患者さんは、治療すれば驚くほど改善するケースが多いものです。

しかし、治療をしても、なかなか改善しないケースは、よくよく話を聞いてみますと、
本人の人生的な問題が背景にありそうだなあと感じる場合が多いのです。
ただ、それがわかっていたとしても、医師としてはそれ以上介入するわけにもいきませんので、そこが難しいところではあるのですが……。



次回は更年期の泌尿生殖器症状についてお話します。
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by ikomatomomiclinic | 2011-07-26 05:11 | 更年期の話
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