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更年期の症状 その6 心血管系疾患の発症

更年期になりますと、高脂血症、高血圧、心筋梗塞、狭心症や脳卒中などの疾患が増加します。
とくに50歳以上では心血管系の疾患の増加が目立ちます。
心筋梗塞や脳卒中は発症が突然で、致死率の高い疾患であるため、予防が肝心です。

魚を1日180g摂取する人は平均23gしか摂取しない人に比べて
心筋梗塞の発症率が約半分であるというデータがあります。
魚に豊富に含まれるω-3脂肪酸には、血液をサラサラにしたり、中性脂肪を低下させる作用が
あるため、魚の摂取は虚血性心疾患の予防には望ましいのです。


ここで油について詳しく説明いたします。

油はすべてが悪いわけではなく、人間が健康に生きていくには良質な油の摂取は必要です。
悪い油の摂取を控え、良い油を積極的に摂取することが必要なのです。


脂肪酸で我々が知らず知らずのうちに過剰に摂取しているのが、ω-6脂肪酸です。
コーン油、紅花油、ひまわり油など一般的な油に含まれています。
これらの油は、通常の食生活では過剰摂取していますので、まずは意識して摂取を控えることが大切です。




トランス脂肪酸といわれる超悪玉の油があります。
ファーストフード食品やスナック菓子、ケーキ、マーガリンなど、私も皆さんも大好きな油の
ほとんどはこれです。パリッとした揚げ物に仕上がりますので、やはり美味しいと感じてしまいます。
トランス脂肪酸の過剰摂取は心血管系疾患の増加につながりますので、極力食べないようにしましょう。
とはいえ、私も悪いとわかっていてもつい、食べてしまうので、人のことは言えないのですが……。


ω―3脂肪酸は、魚に多く含まれる良い油です。
魚を毎日食べれば良いのですが、魚が苦手な人もいらっしゃるでしょうし
毎日魚を180g食べるのは結構大変ですよね。

そこで、魚以外から摂取するには、亜麻仁油、しそ油、えごま油を摂取するのが有効です。
ただ、問題点なのは、これらの油は酸化しやすく保存が難しいという点です。
購入したら、暗室に保存し、早めに使い切る必要があります。
また、普通のスーパーマーケットではあまり売られていないため、入手しにくいという問題もあります。

ちなみに、私は亜麻仁油をインターネットで購入し、サラダのドレッシングにして食べています。
くせがなく、食べやすい油ですのでご興味ある方はお試しを。

ω-3の油は入手が難しいし、不便を感じている方におススメなのが、オリーブ油です。
オリーブ油はω-9の油に属します。ω―3ではないのですが、酸化しにくく保存もしやすく
普通のスーパーマーケットに売られていますから、購入も手軽です。
悪い油でもありませんから、普段の調理に使うなら、こちらの油の方が実用的ではあります。

オリーブ油でたっぷりの魚介類を調理するイタリアンなどの地中海料理は、おススメの料理です。

中高年になりますと、健康志向で油ものを控える人も多いのですが、
実は良い油は積極的に摂取したほうが、心血管系疾患の予防には良いのです。
正しい油の知識を身に着け、良い油は積極的に摂りたいものです。
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by ikomatomomiclinic | 2011-12-07 22:29 | 更年期の話